5. 娘(あなた)のメンタルケア

「完璧」を目指すと喧嘩になる。実家の片付けは「70点」で合格とする考え方

「完璧」を目指すと喧嘩になる。実家の片付けは「70点」で合格とする考え方

「やるからには、モデルルームみたいにスッキリさせたい」

「不用品を一台残らず処分して、これからの暮らしを身軽にしてあげたい」

そんなふうに、高い目標を掲げて実家の片付けに挑んでいませんか?
その高い志は素晴らしいものですが、
実はその「完璧主義」こそが、親子喧嘩の最大の原因かもしれません。

実家の片付けにおける「合格点」は、
あなたが思うよりずっと低いところにあります。
今回は、親も子も疲弊しないための「70点合格のススメ」をお届けします。


1. なぜ「完璧」を目指すと失敗するのか?

娘にとっての「完璧」と、親にとっての「完璧」は、180度違うからです。

  • 娘の100点: モノが最小限で、掃除がしやすく、見た目が美しい状態。
  • 親の100点: 慣れ親しんだモノに囲まれ、自分の居場所が維持されている状態。

あなたが「100点」に近づけようとモノを減らすほど、
親にとっては「自分の人生が削られる」というマイナス加点になってしまいます。
このギャップを埋めるのが、妥協案としての「70点」なのです。


2. 【比較表】100点満点 vs 70点合格の基準

「これくらいでいいんだ」と自分を許すための基準表です。

項目娘が目指しがちな「100点」現実的な合格ライン「70点」
床の状態何ひとつモノが置かれていない歩く道が確保され、躓く心配がない
収納の中ラベルを貼り、整然と並んでいる扉が無理なく閉まり、雪崩が起きない
衣類今着るもの以外、すべて処分よく着る服が取り出しやすい位置にある
キッチン油汚れ一つなく、床下収納も空賞味期限切れが処分され、衛生的に使える
思い出の品厳選した数点以外、すべてデジタル化「捨てたくない」と言ったものは一旦残す

3. 「命に関わる30点」だけは譲らない

70点を目指すとき、残りの「譲っていい30点」と
「譲れない30点」を明確にするのがコツです。
以下の「安全に関する項目」さえクリアしていれば、
あとの散らかりは「親の個性」として見逃してあげましょう。

  1. 動線の確保: 玄関から寝室、トイレまでの道にモノがないか?(転倒防止)
  2. 火の回りの安全: コンロ周辺に新聞紙や燃えやすいものがないか?(火災防止)
  3. 衛生環境: 冷蔵庫に腐ったものがないか、害虫が発生していないか?(健康維持)

これさえ守られていれば、棚の上が雑然としていても、
古い雑誌が積んであっても「70点!合格!」と自分に言い聞かせましょう。


4. 私の体験談:「空っぽの棚」よりも「母の鼻歌」

(※ここには運営者様の具体的なエピソードを1つ入れると独自性が爆上がりします)

昔の私は、母の部屋の棚を空っぽにするまで帰らない!と意気込んでいました。
結果、母は「泥棒に入られたみたいで落ち着かない」と泣き出してしまったんです。

反省した私は、目標を「床にモノを置かない」だけに絞りました。
棚の上が少し散らかっていても、
「お母さん、今日も歩きやすくて安全だね」と笑い合えるようになった時、
家は100点じゃなくても、私たちの関係は100点になった気がしました。


まとめ:70点は「親への敬意」のあらわれ

実家の片付けを「70点」で止めることは、決して手抜きではありません。

それは、「親の価値観を尊重し、親の暮らしに土足で踏み込まない」という、娘なりの深い愛情です。

完璧な部屋よりも、完璧な笑顔。

「まあ、これくらいでいっか!」という軽やかな気持ちが、
実家を本当の意味で「心地よい場所」に変えていくはずです。

-5. 娘(あなた)のメンタルケア